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まだ「陽だまりの彼女」の余韻がありながらも、「遠くの声に耳を澄ませて」(宮下奈都著、新潮文庫)を読み始めた、蛙です、こんばんは。
「遠くの声に・・・」の話はまた別の機会に書くとして。 「陽だまりの彼女」やはり何度か読み返しました。読後感が、以前同じような本があったなあ、とずっと思っていましたが、いろいろ思いをめぐらせると、「ひとめあなたに」(新井素子著、角川文庫 1985)じゃないかなと、結論付けました。 (いまの家の書庫や文庫保管エリアには無く、おそらく実家の倉庫にあるようで、再度読んで確かめるには至らず) この2作品は、主人公たちが若く、恋愛間などの気持ちがとてもピュアな感じでそれでも少しずつ成長していて、という感じのほほえましさが見える感じ。 これらとは別に好きな作品が以前もブログで書いた、「孤独な夜のココア」(田辺聖子著、新潮文庫)という短編集にある、「ひなげしの家」。 これは熟練した男女のひとつの形を書いたストーリーで、とても印象に残り好きな作品です。 「陽だまりの彼女」「ひとめあなたに」は、人生で言えばいわば はじまる時に遭遇する突然。 「ひなげしの家」は 突然におきた人生がおわる時のひとつの鮮烈な、愛ゆえのいさぎよさ。 どれも好きな作品ですが、それぞれおもいは違うけど、どの作品も気持ちは強く・暖かく・はかない感じ。 思い出しただけでもいろんなことに思いをめぐらしてしまう、よい物語ばかりだな、とふと思って、ブログに書きました。 そういや、私の好きなアーティスト、伊藤サチコさんの歌に「おわってはじまる」って歌があったな。。 なお「孤独な夜のココア」と「遠くの声に耳を澄ませて」にはちょっとした共通点があるんですよね。それはいずれ、また。 PR |
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