最近寝不足の上、少々気分的に下降気味で疲れもたまっている蛙です、こんばんは。
「彼女が彼氏に一番読
ませたい恋愛小説」というふれこみの「陽だまりの彼女」(越谷オサム著、新潮文庫)を読了。なるほど、ファンタジー恋愛小説って感じで、主人公2人の恋愛模様のワクワク感、その後に予想される不穏な雰囲気、最後は涙、涙となるこのお話、彼女が彼氏に、「自分たちがこうなったらどうおもう?」とか聞いて見たいとおもうのかもな。
真ん中よりちょっと前ぐらいまで読んで、最後の終わり方がなんとなく見えてしまったけど、それがわかっていても、最後は泣いてしまう内容。ビーチボーイズの「素敵じゃないか」の(筆者による)和訳の詩が最後のほうで出てきたときは感情移入して、泣いてしまいます。
本の裏側には前代未聞のハッピーエンドへ、と書いてありましたが、これは読者により受け取り方、このあとの展開への思いのめぐらし方でさまざまかな。
甘くて楽しい生活から、切なくて切なくてやるせない感じになり、最後はそういうことかと思わせる感じ。読後感はさわやかですが、何度か、やはり読み直してしまう作品でした。
お気に入りのブックカバーと、本。
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