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続いて読書ネタを。
「ひなげしの家」は「孤独な夜のココア」(田辺聖子著、新潮文庫)の1編、「銀の糸」は「銀の糸」(野中柊、角川文庫)の本タイトルとなっている1編。 そして、「赤い魚」は伊藤サチコさんの曲で、アルバム「僕の場所」に収録されている歌です。 いやなに、それだけなんですけどね。 それぞれにすべて鮮烈な(どちらかというと女性の)愛情が表現されていて、それが共通性をもっているように思えたわけですよ。 1つでも読んだり聴いたことがあればわかりますが、それぞれにすべて「愛」と「死」が絡んでいる内容になっています。(銀の糸は、最後のほうで出て来る、祖父母の話のところが、ですけど)。 ネタバレになってしまうのは避けたいので詳細は書きませんが、「孤独の夜のココア」は今の相方さんが高校生時代に貸してくれた本でして、でもそのころは「ひなげしの家」の一編のよさがまったくわからなかったと思います。ほとんど印象に残っていませんでしたから。昨年末に買いなおして、何度か読み直してみて、この本の中で一番好きな一編となりました。 「孤独な夜のココア」の発行は昭和58年となっており、昨年が41刷となっていますから、長年いろんな人たちに支持を受けている一冊なのではないかと思います。 「銀の糸」では実はその一編以外は、気に入った話はないのですが、「銀の糸」と一編だけのためにも読む価値は十分あるなと思いました。(ただ本筋の周りに絡むいろんな伏線の作りかたが私好みだったというところかも) 孤独な夜のココア ISBN 978-4-10-117511-9 銀の糸 ISBN 978-4-04-383304-7 僕の場所 ASIN B00028XEGM ( アマゾンへのリンク ) PR |
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