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結局、菅さんが緊急記者会見したのも、ほとんど周辺調整や根回しをせず、すべて会社まかせ、地方任せにしていた実態がだんだん明らかになってきました。
私の実家は、浜岡原発から30km圏内にありますからあまり他人事ではなく、むしろ停止というのが喜ばしい事態であれば、拍手喝さいしたことでしょう。 でもいろんなことにまったく配慮せずにぶち上げて、世論頼みで政権延命を図る手段に使われている感がありありと見えてつらい。もしそうでなければ、いろんな根回しをしたあとに発表でよかったはずです。 浜岡がとまるということですが、いろんな懸念がでます。 ・少なくとも中部電力からの東京への応援融通がとまります。いいのですよね? ・中部電力(一部Jパワーも?)の水力発電所の一部を50Hz運転にして、東電へ送電しているものは60H運転にせざるを得ないのでは? ・中部電力の全発電能力を考えているかもですが、当然、発電機は点検時期などもあり、すべてが稼動状態ということはありえません。 ・水力、揚水の発電能力を対策候補で海江田さんがあげていましたが、この夏、渇水したらその手当てはどうするわけでしょう。 ・関西に応援融通をといっているようですが、福井県知事が先月来、どのような原発への政府としての安全緊急対策の考え方をするのか?それによっては福井の原発運転について別の決断をするかも、といった発言をしていることを政府は認識しているのでしょうか?まったく現状政府は無視している状況ですけど。 ・浜岡だけだというけど、福井の場合も関西地区に重大な影響があるわけで、結局関東に近いところしか頭にないのでは? ・地元の雇用、税収計画に対する、政府としての手当て、その地域の財政基盤崩壊しない対策への担保は地元に示しているのでしょうか? 安全サイドにすることは簡単です。しかし、1つの事象が、地震が発生しない場合の日本の中京地区のマクロ的な経済状況に影響を与えかねません。それに対して、政府として少なくとも数10パターンの計量経済モデルや、システムダイナミクス的なシミュレーションモデルでシミュレーションをして最適な解への腹案を持っているとはとても思えない今の状況です。 思いつきで、支持を集めそうなことをやって、それは本当にこの国のためになるのか。 もちろん安全サイドに倒しこむことは重要ですが、そのためにその裏目に対する十分な手当てがされていることが本来、政治がやることであり、それをないがしろにしての今回の動きは、日本国民としてとても残念です。 PR |
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