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本日は、3月11日。昨年は3月9日に南相馬市原町区にいて、前震(震度5弱)にあい、その後、仙台空港で食事をしてから、大阪への最終便で帰りました。それもあって、その後の3月11日の状況、仙台空港の被災と復旧、また南相馬市の苦悩について、とても他人事な状況にはありません。
一年がたってしまいましたが、日本は非常事態宣言を発令する仕組みがないからか、非常時の超法規的な措置をとれず、まるで江戸時代末期の幕府のように右往左往している政府のおかげで、ぜんぜん復興の道筋が見えず、残念です。 昨日と本日、震災関係の各種番組がTVで流されています。上記のような視点や、マスコミ自体の反省なども特集されています。ただ切り口はどこかお涙頂戴的なものが必ず入る内容で、たしかに悲劇的なことだから仕方ないかもしれないが、ちょっと残念。 でも、昨晩、NHKでやっていた「3月11日のマーラー」は、違う切り口で、あの地震の日、開催された新日本フィルの定期演奏会を通じて、地震と音楽と人々の気持ちを考えるというものでした。震災関係番組はマクロ的なものが多いですが、その中では、あの日に東京で行われた演奏会でのそれぞれの演奏者、指揮者、観客というミクロな視点から、当日の人の想いを振り返るという、他に無い視点での番組で、私がいくつか見ている番組では一番な印象のものです。 あの震災の日に音楽を聴いていた、ということがトラウマになりそうな観客の方などもいたり、といろんな人の心に傷を残した震災だったことを改めて感じました。 PR |
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